「かくかくしかじか」を観ました。

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おはようございます、村田・勇一です。

まずはお知らせです。

現在ひまわりではアルバイトスタッフを募集中です。気になる方はLINE、DM 、TELでご連絡下さい。「求人の件で連絡しました。」とお伝え下さい。

もう1つ、臨時休業のお知らせです。
明日22日(日)のディナーは休業致します。
ご了承下さい。


さて、本日は映画を観て思った事です。
映画『かくかくしかじか』を観ました。
漫画家・東村アキコさんが、自身の青春時代を描いた物語。
その中に出てくるのが、絵画教室の恩師・日高先生です。
日高先生は、とにかく厳しい。

少しでも絵に向き合う姿勢が甘ければ怒鳴られるし、気を抜けば竹刀が飛んでくる。

今の時代だったら「パワハラ」と言われてもおかしくないレベルです。

でもその裏には、絵に対する本気の愛と、教え子に対する本気の期待がありました。

何かを極めるというのは、狂気じみた情熱がなければたどり着けない世界です。

自分の限界に毎日ぶつかって、描いて、失敗して、また描いて、その繰り返しの先にようやく「少しだけわかる」ことがある。

そしてそれは、スタート地点にようやく立てたに過ぎない。
そんな厳しさを、日高先生は肌で知っていた。

だからこそ、生徒にも容赦しなかったのだと思います。

そして僕は思いました。

人は、本当に弱い。

ちょっと苦しくなったら言い訳を探すし、誰かに「頑張らなくていいんだよ」なんて言われたら、すぐそっちに流れてしまう。

自分自身がそうです。

面倒なことは避けたいし、なるべく楽に進めるならその方がいいと思ってしまう。

だからこそ

厳しく叱ってくれる人も、必要なんだと思います。

逃げ道をふさぐ人。
言い訳を許さない人。
「お前ならできる」と信じているからこそ、本気で怒ってくれる人。

そういう存在がいることで、人は初めて限界を超えられる。
時に厳しさは優しさよりも人を育てるんだと思います。

じゃあ僕はどうなんだろう?

日高先生のように、誰かを厳しく叱ることができるか。

……たぶん、できません。

僕は、優しい方に流されがちな人間です。
「頑張らなくてもいいよ」「無理しなくていいよ」って、すぐ言ってしまう。

それはある意味、夢を追っている人の邪魔になることもある。
本気で頑張っている人にとっては、僕みたいな人間はただの“誘惑”かもしれない。

でも、僕には僕の役割があると思っています。

僕がなりたいのは、
アスリートで言えば“監督”でも“コーチ”でもなくて

実家です。

本気で頑張っている人が、ちょっとだけ疲れて、心が折れそうになった時に、帰ってこられる場所。
頑張っても報われなかった時に、いったん力を抜いて休める場所。
そうしてまた、「もう一回、やってみるか」と思えたら、ごはん食べて、靴ひも結んで、また走り出せるように。

うちのスタッフにも、そんな風に思ってもらえたら嬉しい。

「ひまわり」は、頑張る人の足を引っ張りたくないし、それ以上に、頑張る人が“本気で頑張るため”に帰ってこられる場所でありたいと思っています。

嫌だと泣いているあなたに怒鳴ることも、つっぱねることもできないけど、

おかえりって言うくらいなら、僕にもできるかもしれない。
そんなことを、映画を観た夜にふと思いました。

あっ、ちなみに泣きましたよ(笑)

以上、映画にすぐ影響される村田でした。

ご飯炊いてきまーす!