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優しい人の人生はたぶん大変だ

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おはようございます、村田・勇一です!

前回ひまわりのスタッフは優しいっていう話をしました。

今回は僕が思う「優しい人の人生って大変だよな」って話です。

優しい人と優しいっぽい人の違いって分かりますか?

向いている矢印が違うんです。

優しい人って相手の事を考えて発言、行動します。

優しいっぽい人は自分の事を考えて発言、行動します。

本当の優しさって強いんですよ。

例えば、ひまわりの新人スタッフがデザートの盛り付けが美しくなかったとしましょう。

新人が困っていたら助けてくれますし、盛り付け間違っていたら注意されます。

でも、間違いを注意するのってやりたいですか?

新人は一生懸命やっているです。それを一回否定しますからね。

新人に嫌われるかも知れないですし、もしかしたら反論される事もあります。

だから、優しいっぽい人はこう言うんです。

「すごい!上手上手!」

嘘ついて好かれようとします。新人の今後の事なんて1ミリも考えてません。

ただ、自分の事を考えています。

嫌われないために、自分の一言で相手が嫌な気持ちにならないように。

でも、優しい人は、もしかしたら自分は嫌われるかも知れないけど、この新人の成長、未来を考えたら注意しないといけない!

そう思って伝える事はしっかり伝えます。

そして結果、嫌われません。

これを強い口調で感情的に伝えたら勿論嫌われるでしょう。
でも、口調は優しいし、なんなら新人が受け取りやすいように言葉を選び、自分の過去の失敗談も交えたりしています。

つまり、優しいっていうのはめんどくさいんです。嘘でも褒めておけば、簡単です。

でも、相手を傷付けないように言葉を選びながら話すのは頭を使います。気も使います。

そこまでして、新人やお店に貢献したいですか?

僕の感覚だと、世の中のほとんどが優しいっぽいで回っています。

誤解のないように伝えると、これ普通です。

僕だって歩きタバコをしている知らないおっちゃんに

「タバコは身体に良くないし、あなたの持っているタバコがもし子供の目に入ったら、あなたが大変な事になりますよね?止めましょう。」

なんて言わないです。スルーします。

○○ハラスメントとかもよく言うじゃないですか。

今のご時世、関わらないが一番リスクなく過ごせますからね。

新人に注意したら嫌われるどころか、訴えられるかも知れないんですよ?

では、なぜひまわりのスタッフが強く優しいのか?

大きな要因は文化だと思います。
環境と言ってもいいかも知れません。

ひまわりは小さいお店なので、平日1人でホールの仕事全ての責任はスタッフにかかります。

最初は先輩と一緒働きますが、最初に僕が言うんですよ。

「だいたい1ヶ月したらひとりぼっちだからね!」

そうすると新人もミスとか失敗した時に教わる意欲がハンパないんですよ。

そして、ひとりぼっちになってからも、何かしらミスはやらかします。

それが強さ、次の新人への優しさに繋がります。


(あの時、本当に大変だったから、これだけは教えてあげないと、あとで絶対大変な事になる…)

自分の経験から教えてくれるんです。

僕はこれがひまわりのスタッフが優しい理由だと思います。

ただ、聞いていてわかったと思いますが、たぶんひまわりの仕事が合わない人も存在します。

ホールの仕事を全部1人でするというプレッシャーがキツイと感じ、実際に耐えられない人もいます。

当たり前かも知れないですが、常に目標を設定されます。

そして、僕も先輩も一生懸命優しく教えます。

ここからがキツイ人には本当にキツイ。

今の自分と目標とする自分を完全に具体的に明確にされます。

イメージですよ。

「よし、今日からダイエットしよう!目標は1ヶ月で−5キロ。運動のメニューはこれで、食事はこれね。大丈夫、みんなで一緒にやるから!」

みたいな感じです。

これが、強く優しい人の作り方だと僕は考えます。

作り方って言うと少し、誤解が出そうですが、優しい人って痛みを知ってる人なんだろうなって思います。

そして、その人がどれ程の痛みに耐えられるかは個人差があると思います。

ここがとっても難しい所ですよね。痛みが必要って、与え続けたら簡単に折れちゃう人もいます。

冷たいようですが、教える人も、教わる人もも自分にあった場所を無理せず選びましょうね。

それでは、ご飯炊いてきまーす!