月別アーカイブ: 2025年4月

GWのひまわり事情

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おはようございます、村田・勇一です。

最近、スタッフとの会話で「GWはどこか行くの?」なんてやりとりが増えてきました。

遠出する方もいれば、「いや~人多いし近場でのんびり派です」

そして、「シフト作ってるオーナーならわかるでしょ?バイトだよ!」

「あざーっす!!」

なんて会話が季節の空気を感じて好きです。

「GWはバイトです。」わびさびを感じますね。


さて、そんなGWですが、ひまわりもちょっとだけ特別モードになります。

混みます。正直、けっこう混みます(笑)

ありがたいことに、たくさんのお客さまが足を運んでくださるので、バタバタしながらも楽しくやっております。

ただ、それに伴っていつもと違うことがいくつか。

まず、お休みの話。
普段は火曜日がお休みなんですが、
4月26日(土)〜5月11日(日)のGW期間中は「水曜日」がお休みになります。
「え?今週火曜やってるじゃん!」って驚かれないように、ちょっとだけ覚えてていただけるとうれしいです。

それから、GW中も土日祝はご予約をお受けしておりません。
ご了承下さい。

なので「ちょっと混んでるけど、待つのもGWの風物詩かな~」くらいの気持ちで来ていただけると助かります。

ということで、GWはにぎやかなひまわりでお待ちしております。
オムライスとともに、ほっとひと息つける時間をお届けできたら嬉しいです。

そして、ここからは大きな声では言えない秘密の話です。
「しっ!声が大きい!もっと近くにきて!」

GWは混むよ!並ぶのも楽しんで!なんて言って、ガラガラだったらどうしますか?

村田は恥ずかしくて手が震えるかもしれません。

村田の手が震えたらどうなります?

ガタガタしてオムライスが作れません。
もしくはぐっちゃぐっちゃのオムライスが提供されるかもしれません。

そしたらひまわりはどうなりますか?
お客さんが来なくなって、潰れます。

お願いします。来て下さい!

そして、店内に着いたり、並んでいる間すっごい楽しそうに待っていて下さい。

なんなら家から「今からひまわりだねー!ふわとろオムライス早く食べたいなー!!」っと大声で喋りながらスキップで来て下さい。

さらには、「えっ?そんなに美味しいお店なら私も行ってみたい!」と新規のお客さんも引っ張って来て下さい。

そこからは僕の仕事です。その新規の人には隠し味の魔法の粉で、ひまわりのオムライスを食べないと生きていけない身体にして、あっという間に常連さんに仕上げます。

宜しくお願いしますよ!ひまわりの未来はあなたにかかっていますからね!

それでは、ご飯炊いてきまーす!!


臨時休業

こんばんは、オーナーの村田で す。

ごめんなさい、本日18日(金) ディ ナーの営業お休みします。

新人さんが働き始めました!

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おはようございます、村田・勇一です。

春です。新生活の季節、ひまわりにもフレッシュな風が吹いてきました。

大学1年生の女の子がスタッフとして仲間入りしました!
ピカピカの1年生、人生初バイト、そして初の飲食店。

そんな彼女は今、とにかく全力でがんばってくれています。

皿を運び、注文を聞き、メニューを覚え、笑顔を忘れず、裏では次の動きを先回りして考える。

その結果、彼女の頭の中はもう、スーパーの野菜袋詰め放題で「それもう袋じゃないじゃん!」ってレベルで詰め込まれたキュウリ状態です。

ギュウギュウに押し込まれ、袋はパンパン。取っ手は今にも千切れそうで、口は閉まらず、袋の形はもはや球体。

さらに僕が状態を見極め、これはもう1本入れられるな!と判断したら、さらに新しい仕事を与えます。
「そぉーれ、もう1本!」

それでも彼女は、なんとか笑顔で頑張っています。
絶妙なバランスで、ギリギリのラインを保っています。

そんな中…

「こうした方がいいよ〜」

「もっと声出していこっか〜」と、

とどめの一言を放つ世話焼きおじさん、颯爽と登場。

……その瞬間。

バンッ!!!

袋、爆発。

中に詰め込まれていたキュウリたちは、宙を舞い、天井に刺さり、厨房の隅に転がり、ドリンクバーの下に消えていく…。

彼女が必死に積み重ねてきた記憶も、気力も、集中力も、キュウリと共に四方八方へ爆散しました。

そしてその時、店内に訪れる一瞬の静寂。

……からの、
スタッフ全員が、何も言わず、静かに殺意の波動をあなたに向ける可能性があります。

どうかお気をつけください。

おじさん、お願い。
その一言を言う前に、袋のテンションと空気を読んで。今はまだ、優しく見守るのが一番のサポートなんです。

私たちスタッフが彼女をしっかりフォローしますので、どうか皆さまは、遠くからそっと、あたたかく見守っていただけたら嬉しいです。

彼女の袋がいつか、耐久性バツグンの高性能モデルに進化して、余裕たっぷりの笑顔で「いらっしゃいませ!」が言える日を、どうか一緒に楽しみにしていてください。

それでは、ご飯炊いてきまーす!!


1万円のルームランナーと生涯労働契約

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ある日の夜、志穂さんが言いました。

「1万円のルームランナーほしいなぁ」

ルームランナーとはジムにある、ちっちゃい動く歩道みたいなやつです。

よく子供がエスカレーター逆走して、
「みてー、歩いてるのに動かなーい!!」
とかはしゃいでるのを大の大人がやる道具です。
あっ、ハムスターのくるくる回すやつも同じですね。

んっ?なんか今、多くの方を敵にまわした気がする。

それが欲しいと言っているんですね。

「買えばいいじゃん」

僕は即答しました。1万円で健康が手に入るなら安いもんだ。
さらに志穂さんは言いました。

「健康は大事だよ。私70歳になってもディズニー行きたいし」

70歳になってもミッキーに会いに行くための投資か。まあ、好きにすればいい…。

しかし問題はここからでした。

「お小遣いで買えば?」

「えっ?」

「だって1万円くらいなら出せるでしょ?」

「……」

志穂の顔がわずかに曇る。これはまずった?

「いや、でも家のためのものだから、お小遣いじゃなくて家計から出すべきだと思うんだけど?」

「ほう?」

「それに、あなたも健康のために運動したほうがいいし」

「なるほどね?でも、俺はやんないしな…。」

「……」

しかし、次の瞬間、僕の頭の中で電卓がはじき出した。
1万円でルームランナーを買う → 志穂が健康になる → 70歳まで元気 → ならばその間働いてもらえばいいんじゃないか? →
一生働かせる契約を結ぶチャンス
完璧だ。格安案件や!

「よし、わかった。お小遣いで買わなくていいよ。俺が買ってあげる!志穂にはずっと健康でいて欲しいからね!」

「ほんと!?」

「その代わり、一生働いてね!」

「……は?」

「俺働くの好きだから、ずっと働いていたいんだけど、1人ではお店営業できないから、そうだなぁ、俺は75歳までは働くと思うから、志穂も69歳くらいまではよろしくね!」

数秒の沈黙。
そして次の瞬間——

「はっ! ふざけんな! そんな契約したいんなら五千万持ってこい!!」

怒りの鉄槌が下った。

1万円で生涯労働契約を結ぼうとした男の末路であった…

ご飯炊いてきます。