日別アーカイブ: 2025年5月17日

僕の憧れを持っていたのはスタッフでした

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おはようございます、村田・勇一です。

最近つくづく思う事があります。

村田はオムライス作り以外マジで未熟者。

というよりもうちのスタッフがすごすぎるのかも知れません。

僕が

こんな事出来る大人ってカッコいいな…

こういう風になりたいな…

という憧れる人間性を、ひまわりのスタッフはすでに持っていた!というお話です。


この前、退職したスタッフから相談がありました。
真剣な相談だったので、僕も全力で考えて、真剣に答えました。

でも、話し終えてからふと思ったんです。
「あれ?俺、なんか“いい話した感”出して終わってない?」

そう、気づいてしまったんです。

最終的に僕がヒーローになって、気持ち良くなって終わってしまったということに。

……これはもう、典型的なダメ上司ですよね。

主役が自分になってる時点でアウト。

相手の話をちゃんと聞いたつもりでも、「どう答えよう」「何を伝えよう」と頭の中で自分がしゃしゃり出てしまう。

ほんとは、もっと相手の言葉をしっかり受け止めて、必要最低限だけ言葉を返して、あとは共感でよかったはず。

でも、僕にはそれができなかった。
本当に反省しています。

その夜、ちょうど話を聞くのが上手なスタッフがシフトに入っていたので、素直に聞いてみました。

「○○さんってさ、相談されたときって、どうしてる?話を聞こうって意識してる?」

すると彼女はこう答えました。

「聞こうっていうより、自分の中にその子の気持ちを落とし込もうとしてます。
その結果、聞くっていう行動になってるのかもしれないです。」

……神かよ。

この言葉、大学生の女の子から出てくるとは思えないレベルの深さです。

社会に出てもなかなか出来ない人が多いことを、彼女はさらっとやってる。

いや、もうこの子は間違いなく大物になります。

僕なんかよりよっぽど、相手の心に寄り添える感性を持ってる。

そしてそれを、さりげなく、自然にできる。
それって、知識や経験じゃどうにもならない、すごく貴重な力だと思うんです。

この子がこれからどんな大人になるのか、楽しみで仕方ない。
そしてなにより、そういう人がこのお店にいてくれることは、僕の自慢です。

ひまわりのスタッフは本当にみんなそうなんです!

聞く力はこのスタッフがずば抜けている特技の1つなんですが、コミュニケーションがめちゃめちゃ上手いスタッフや猜疑心ゼロの素直で真面目なスタッフ、言葉の表現や相手への礼儀が完璧なスタッフ。

あげると全員こうした何かはあります。

だから、正直、スタッフを見下してパワハラする店長とか信じられない。

まあ、勿論ひまわりのスタッフも成長してたどり着いた今だとは思いますから、新人の頃は緊張して、何も出来ないかもしれません。

でも、どうせ、いつか爆発的に尖った才能だったり特技、個性が出てきて僕らをあっという間抜き去るんです。

どうせ助けてもらう立場になるんです。
威張るな!と思います。

勿論だからってスタッフが威張るのも僕は好きではありません。
そこはお互い様だよ!

ごめんなさい、話が少しそれました。
でも、今回こうして自分を振り返るきっかけをくれたのは、間違いなく相談してくれた元スタッフでした。

その人が勇気を出して、僕に悩みを打ち明けてくれたからこそ、僕は自分の未熟さに気づけたんです。

話をしてくれた時間も、内容も、僕は全て全力を尽くしました。本当です。ただ、未熟でした。

相談されるって、本当に嬉しいことです。
だからこそ、その子が少しでも良い方向に進めるように、気持ちが軽くなるような相談相手でありたい。

そりゃそうです。他人じゃないんですから。

ひまわりのために一生懸命働いてくれたスタッフですよ。

僕がその子の幸せを願わないでどうするんですか!

そのためにも、僕自身もっと成長しなきゃいけないと、心から思っています。

相談してもらえるくらいの関係でいられたこと、本当にうれしく思っています。ありがとう。

上司や先輩の皆さん、相談する事って本当に勇気がいることだと思うんです。

だからこそ、僕と同じように「自分が気持ち良くなる相談の受け方」はしないでほしいです。

あなたも相談されて、本気でその相談相手のことを思うんだったら、
一緒にこの女子大生のような、“聞く力”のある大人になりましょう。

そして僕は、そんな相談されるくらいみんなに信頼されて、
その人たちが元気になれる、力を与えられる人間になりたいです。

それでは、僕は僕の特技をこれから発揮したいと思います。
ご飯炊いてきまーす!